示談交渉示談交渉の流れ
謝罪することが最初の一歩
目次
Q 示談交渉の流れを教えてください。
トラブルが発生した場合、まずは当事者の間で話合いなどがもたれます。
その際、弁護士を選任して示談交渉する場合もあれば、刑事事件として警察が介入するケースもあります。
刑事事件として警察が介入するケースでは、刑事事件への影響を考えて、早期に示談が成立して終わるケースが多くあります。
他方、示談交渉がこれ以上進まない場合には、民事調停、又は、最終的な解決方法として民事裁判になります。
民事裁判では、裁判官が和解を勧告して和解で事件が終了することが多くあります。
和解をしない場合には、民事判決によって損害賠償請求の金額が決まります。そして、判決が出ても任意の支払いがされない場合には、強制執行手続が行われ、賠償金額の回収によって事件が終了します。ただし、強制執行手続によっても、賠償金額を回収できないことも多くあります。
Q 相手から内容証明郵便で慰謝料請求がきました。今から示談交渉できますか?
今から、示談交渉できます。内容証明郵便での慰謝料請求は、示談開始のときに利用されることが多くあります。慰謝料請求の書面に対しては、こちら側の意向を伝えて示談交渉していくことになります。
示談とは、民事上の紛争を、民事裁判の形ではなく、当事者の合意の形で解決することをいいます。示談交渉の方法としては、直接会って話す(対面)、電話で話す、書面(手紙)で行う方法などがあります。
内容証明郵便での慰謝料請求は、あくまで、示談交渉を書面で行う方法の一つです。権利が確定しているものを請求されている訳ではありません。請求について応諾することもできますし、拒否することもできます。
内容証明郵便は、郵便局が提供しているサービスの一つです。送付日時、書面の内容、送付者と受領者を郵便局が証明するサービスです。書面を送った場合に、「そんな内容の書面は受け取っていない」と相手から言われるのを回避できます。
なお、内容証明郵便は圧迫感を感じさせることもありますので、必要な場合に限って送付された方が良いと思います。特に、圧迫感を感じさせる目的だけで内容証明郵便を利用するのは望ましくありません。
内容証明郵便を送りつけられることでご不安になるお気持ちは分かります。弁護士にご相談することで、不安が解消されることも多くございます。また、示談交渉についてのアドバイスを聞くことで今後のベストな対応を知ることができますので、是非、ご相談ください。
Q 示談交渉をしたいのですが、連絡方法は手紙と電話、どちらがいいですか?
示談交渉の情況や、相手との関係などに応じて、ケースバイケースです。手紙、電話、又は、直接会うことのメリット・デメリットを踏まえる必要があります。
手紙は、何度も見直すことが可能です。したがって、こちらの主張を一番正確に伝えられるというメリットがあります。他方、手紙は、文書として残るため、不備があった場合などに言い逃れできないなどのデメリットがあります。
電話は、相手の声の調子などに応じて臨機応変に対応できるというメリットがあります。他方、緊張するなどして、こちらの意図をうまく説明できないというデメリットもあります。また、言った、言わないの水掛け論になるなどのデメリットもあります。
なお、直接会う場合のメリット・デメリットは電話と同じですが、より鮮明になってきます。
手紙、電話などの交渉方法を間違えることで、更に事態を悪化させることがあります。たとえば、被害者が性犯罪にあったことを同居家族に知られたくない場合に、固定電話に出た被害者の家族に事件のことを気づかせてしまうケースなどです。
Q 示談交渉を弁護士に依頼するメリットは何ですか?
弁護士は、刑事事件、民事事件の示談交渉を多く手掛けています。手紙、電話などの示談の方法一つとっても、経験に基づいて、細心の注意を払うことで事態の悪化を防ぐことができます。
弁護士が示談交渉を行う場合、手紙、電話などいくつかある方法のうち、一番効果的な方法をとり、誠意を尽くすことで示談による円満な解決を図ります。書面のやり取りを行うにあたっては、妥協できそうな点を確定していきます。
また、遠方であっても直接被害者に会って謝罪を行いますが、そのような弁護士の誠意を見て示談に応じてくださる被害者は多くいます。
Q 示談交渉に入る前に謝罪の手紙を書いて送った方がいいですか?
示談交渉に入る前に謝罪の手紙を送付した方が良いでしょう。
被害者側からすると、謝罪もなく、単に「示談」と言われると、心情的に示談に応じたくない気持ちになると思います。謝罪することが示談の最初の一歩です。
弁護士は、被害者に許してもらえるよう、協力することができます。謝罪文を事前に読ませていただき、被害者への配慮が足りているのか等をアドバイスすることができます。たとえば、被害者が外国人の場合には、日本語の謝罪文だけでなく、外国語の謝罪文も送付するなどの配慮についてアドバイスします。
弁護士に依頼すれば、被害者から許しをもらい、示談を成立させていくことにつながり易くなります。
Q 刑事事件の場合、示談交渉の回数は、通常どれくらいでしょうか?
警察・検察が介入する刑事事件へと発展する紛争においては、1~2回の示談交渉で終わることも多いです。1~2回で終わることが多いというか、1~2回で終わらせた方が妥当であるケースが多い、と言った方が正確かもしれません。
それは、早期に被害者と示談をして、許してもらうことができないと、逮捕・勾留が長引いたり、起訴されたりしてしまい、刑を科されてしまう可能性が大きくなるからです。
逮捕が長引くことや前科が付くことを防ぐ観点からは、被害者側から示談金額の提示を受けた後、示談金の減額を求める示談交渉を繰り返さず、早期に示談を妥結した方が妥当であるケースが多くあります。
Q 刑事事件以外の場合、示談交渉の回数は、通常どれくらいでしょうか?
警察・検察が介入しない、民事事件の示談交渉は、通常4回前後です。
4回前後、示談交渉を行なっても、お互いの条件が大きく離れている場合には、示談で解決することは難しいと考えられます。最終的な解決方法は、民事裁判となります。
示談交渉が長引く原因としては、適正な示談金額が分からない、感情的に相手を許せないなどの事情があります。
弁護士であれば、適正な示談金額を示し、相手方を説得できる場合があります。また、第三者であるため、相手も感情的にならないことがあります。
示談交渉が長引いていても、弁護士に依頼することで、早期に示談交渉を終わらせることができるケースもあります。
代表弁護士紹介
カスタマーレビュー
迅速な弁護活動のおかげで、示談成立。適切な会社対応で、今まで勤務していた会社に戻れた。
by 死亡事故を起こしてしまった方のご家族
★★★★★
■年■月上旬に息子が会社の帰宅中、自家用車を運転中に携帯電話にメールの着信があり、メールの内容を確認した際に前方確認を怠り、同方向へ進んでいた自転車に後方から追突してしまいました。自転車を運転された方は脳挫傷の怪我を負い、数時間後にお亡くなりになりました。
息子から事故の一報を受け、救急車の手配、警察への連絡を既に行ったことは確認できましたがそれ以降は何の音沙汰がありませんでした。息子は現行犯で逮捕され、最寄りの警察署に勾留されていました。
私共夫婦は、翌日に被害者のご家族へ謝罪することができましたが、今後、息子がどのような状況になるのか解りませんでしたので「アトム法律事務所」へ相談しました。
今回、息子の弁護を野根弁護士が引き受けて下さいました。早々に息子と接見して頂いたり、息子が勤務した会社の上司へ面会して下さったり、その報告を随時連絡して頂きました。野根弁護士は息子と何度か接見して頂いており、息子も精神的に落ち着くことができたと思います。また、息子と頻繁に面会することができない私共夫婦にとってはその報告がとても助かりました。
勾留期間の延長に対し、勾留延長決定に対する準抗告を行って頂き、息子は保釈できました。国選の弁護士では保釈請求の手続き等は自ら進んで行わないと聞いています。
■月中旬に公判が行われ、判決は量刑に執行猶予が付くことになりました。息子は現在、今まで勤務させて頂いた会社で就業しています。被害者ご家族への償いの気持ちを忘れずに息子が早く自立し、今後の生活を営むことを見守りたいと思っています。
本当に野根弁護士はじめアトム法律事務所のスタッフの皆様へ感謝いたします。
様々な状況で難航した示談交渉を粘り強くまとめてくれたので、普通の生活に戻れた。
by 暴行事件を起こしてしまった方ご本人
★★★★★
自分は悪くない、でも法律上は暴行罪に該当。では相手は何故突き飛ばしておいて不問なのか?証拠もなければ私の主張を客観視できる目撃者もいない。罰金を払いたくないのではなく、不合理な状況に対処法がわからない時にアトムさんを知りました。
担当の野尻先生は、冷静かつ傾聴の姿勢で接して下さり、コミュニケーションを大事にして下さいました。様々な状況で難航した示談もまとめて頂き、普通の生活に戻れました。
おかれている状況を客観的に判断し、より良い状況に導いて頂いたと深く感謝しています。有難うございました。
弁護士先生が接見に来てくれた時は地獄に仏と思った。釈放、示談、不起訴、社会復帰のすべてを実現
by 痴漢事件を起こしてしまった方ご本人
★★★★★
酩酊したまま警察署で事情聴取され一旦自宅待機させられたときにアトム法律事務所24時間受付の方に刑事弁護について相談させて頂きました。
そして約2時間後の朝7時、逮捕・拘留され、約5時間におよぶ事情聴取、全く時が進まない留置所の生活が始まりました。もう人生終わりだ…。と思った夜の8時30分、永田先生に接見して頂きました。(地獄で仏)
「検察に訴えて拘留を阻止…。不起訴になるよう示談し、告訴を取り下げて…。一刻も早く社会復帰ができるよう…。」信じられないような言葉の数々、しかしそれらをすべて迅速に実現して頂きました。
今、こうしてこれまでどおりの社会生活を送れるのは、アトム法律事務所および永田先生のおかげです。心底から自身の過ちを反省し、日々自分の言動に細心の注意を払って生活して参ります。
本当にありがとうございました。
処罰感情の強い被害者に対して、粘り強い交渉で示談成立。被害届は出されず、事件化せずに無事解決。
by 盗撮事件を起こしてしまった方ご本人
★★★★★
被害者の処罰感情がとても強く、事件化は避けられないと思っていました。
2ヶ月の期間の末、示談が成立し、被害届も出されることもなく終わり、とても感謝しております。
これからは、家族のため一生懸命働いて、償っていきたいと思います。
刑事事件に強い弁護士が、遠方の被害者との迅速な示談交渉で前科がつかなかった。会社対応も安心。
by 強制わいせつ事件を起こしてしまった方のご本人
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この度は本当にありがとうございました。野崎先生には本当に感謝しています。1週間後に警察署に来るように言われ、とても不安で何か相談できないかとインターネットで見たのがアトム法律事務所でした。福岡にも事務所があり、刑事事件に強く、職場などへの対応も考慮していることから、かなり安心感がありました。
警察署に行き、逮捕され、これから長い取調べの日々が続くかと苦痛でしたが、野崎先生が被害者様との示談を急いで下さり、また警察署と事務所も遠いのにすぐに来て下さり、想像以上に早く出てくることができました。遠方の被害者様のところにもすぐに行ってくれて本当に助かりました。アドバイスもとても参考になりました。取調べの時もしっかり守ることができました。本当にありがとうございました。
弁護士先生の「本当に助けてあげたい」という熱意・人間味に感動。丁寧に説明・対応してくれた。
by 強姦未遂事件を起こしてしまった方のご家族
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突然の息子の逮捕の一報を受け、パソコンから様々な弁護士事務所を検索・調査した結果「刑事事件に強い!」「24時間受付」から翌朝電話しました。
私としても勿論すべてが初めてのことで何をしていいのか全く分からないのを、1つ1つ丁寧に説明・対応して下さいました。
特に驚いたと言いますか、感動したのは、先生方の「本当に助けてあげたい」という熱意・人間味です。
お蔭様で息子は示談成立、不起訴となりました。
先生方は息子の将来、希望、夢、光すべてを不可能な領域から全力で与えて下さいました。親共々感謝という一言ではとても終わらせられない、とても大きな感情を持ち続けていくと思います。
本当にありがとうございました。
粘り強い示談交渉で困難と思われた執行猶予付き判決を獲得。保釈中の生活面も適切に助言してくれた。
by 詐欺事件を起こしてしまった方のご家族
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息子の突然の逮捕、勾留と何も解からず不安な毎日の中、野根先生には常に親身になり対応して頂き、息子も私も大変感謝致しております。難しいと思われていた執行猶予付き判決も頂き、被害者の方々への示談交渉や、保釈中での生活面等を適切に助言をして下さいました。
今は息子も仕事に従事し懸命に前を向き頑張っております。日々平凡な家族での生活に感謝し、これからも過ごして行きたいと思います。
野根先生を始め、アトム法律事務所の方々のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
野根先生、有難うございました。
今の状況や今後の処遇について丁寧に説明してくれたおかげで慌てずに対応できた。会社にも残れた。
by 窃盗未遂事件を起こしてしまった方ご本人
★★★★★