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示談のお悩み相談

強姦罪が強制性交等罪へ ’17年7月13日から改正刑法が施行

2017年7月13日に改正刑法が施行され、強姦罪・強制わいせつ罪に関して、大きな変更がありました。

https://www.moj.go.jp/content/001220246.pdf

「強姦」が「強制性交等」へ

刑法改正により、罪の名称だけではなく、処罰される行為の範囲や刑罰の重さが変わりました。

改正前の強姦罪

(強姦)
暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

強姦は、女性に対して姦淫行為、つまり性交を強いた場合の罪でした。

女性に対して肛門性交や口腔性交を強いた場合や男性に対して性交等を強いた場合は、強姦ではなく、強制わいせつの成否が問われることになっていました。

改正後の強制性交等罪

(強制性交等)
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

強制性交等には「肛門性交」や「口腔性交」が含まれ、それらが「性交」と同じ条文で、同じ刑罰が規定されることになりました。

女性に対してだけではなく、男性に対して性交、肛門性交または口腔性交を強いた場合も、強制性交等の成否が問われることになります。

また法定刑が「3年以上の有期懲役」から「5年以上の有期懲役」となり、より重く処罰されることになりました。

(性交等を強いた場合の刑法改正前後の刑罰比較)
強いる行為 改正前 改正後
女性に性交 強姦罪
(3~20年)
強制性交等罪
(5~20年)
男性に性交 強制わいせつ罪
(6月~10年)
肛門性交
口腔性交

※カッコ内は法定刑、懲役の年月数。加重減軽は考慮せず。

強姦、強制わいせつ等が非親告罪へ

第百七十六条から第百七十八条までの罪及びこれらの罪の未遂罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。

改正により、強制わいせつ、強姦、準強制わいせつ、準強姦の各罪を親告罪として規定する刑法180条が削除となりました。

親告罪だったことの意味

被害者等の告訴がなければ、検察官は公訴を提起することができませんでした。

加害者・被疑者から見ると、告訴がない場合は、起訴されず、刑罰を科されなかったということです。

非親告罪になったことの意味

被害者等の告訴がなくても、検察官は公訴を提起することができるようになりました。

被害者側と示談が成立して、告訴取消がなされても、起訴され、刑罰が科される場合がある、ということです。

もっとも、被害者が加害者の処罰を求めていない場合は、従前と同様、不起訴となることが多いと思われます。

検察官が、被害者の協力なしに、加害者・被疑者を起訴し、有罪を立証することは容易ではないからです。

法務省の「性犯罪の罰則に関する検討会」取りまとめ報告書の中にも、以下の説明があります。

検察としては、制度的な担保を設けず非親告罪化された場合にも、通常は、被害者の協力がなければ立証も難しく、被害者が望まなければ起訴をしない方向になると思われる。

(性交等を強いた事件における起訴前の告訴取消の帰結)
改正前 改正後
起訴 されない されることがある
刑事裁判 開かれない 開かれることがある
刑罰 科されない 科されることがある
前科 付かない 付くことがある

法改正によるその他の変更点

監護者わいせつ、監護者性交等という罪が、刑法179条として新設されました。

また、刑法241条の強盗強姦の規定にも変更がありました。

こちらの警察庁の資料に改正の要点がまとめられていますので、ご参照ください。

https://www.npa.go.jp/laws/notification/keiji/keiki/keiki-290623/keiki-290623keihou.pdf

強制性交等、性犯罪事件で弁護士をつけるメリット

性犯罪事件では、通常、加害者側は、被害者側の個人情報を知ることができず、弁護士をつけないと、謝罪や示談ができません。

弁護士は、被害者側の個人情報を知ることができて、ご本人に代わり謝罪し、示談交渉をすることができるケースも多いです。

そして、起訴前に示談が成立し、被害者側の許しを得られて、告訴取消がなされれば、不起訴となる可能性が高まります。

仮に、起訴がされた場合でも、示談成立により懲役実刑を免れる可能性が高まります。

示談が成立すれば、その後、損害賠償を請求される民事裁判も起きなくなります。

性犯罪事件の容疑によりお悩みの方、そのご家族の方には、お早めに弁護士に相談することをお勧めします。

代表弁護士紹介

代表弁護士紹介

岡野武志(アトム法律事務所弁護士法人代表弁護士)

アトム法律事務所の様子と、岡野武志弁護士

経 歴

  • 2006年 高卒・独学で旧司法試験に合格
  • 2008年 アトム東京法律事務所として設立
  • 2010年 アトム法律事務所弁護士法人を設立
  • 2011年 東京支部、大阪支部を開設
  • 2012年 福岡支部を開設
  • 2013年 名古屋支部、横浜支部を開設
  • 2015年 LINE無料相談を開始
  • 2016年 埼玉大宮支部を開設
  • 2017年 グループ加盟弁護士および法律相談協力弁護士の募集を開始
  • 2017年 アトム市川船橋法律事務所がグループに加盟
  • 2020年 アトム神戸法律事務所がグループに加盟
  • 2020年 アトム北千住法律事務所がグループに加盟
  • 2022年 アトム仙台法律事務所がグループに加盟

マスコミ出演

テレビ出演

NHK「ニュースウォッチ9」、日本テレビ「スッキリ!」「ズームイン!SUPER」「NEWSリアルタイム」、テレビ朝日「モーニングバード!」「グッド!モーニング」「池上彰の学べるニュース」、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」「情報ライブミヤネ屋」、フジテレビ「ノンストップ!」「めざましテレビ」「とくダネ!」、TBS「Nスタ」「マサカっ!の実話SHOW!」「みのもんたの朝ズバッ!」、TOKYO MX「5時に夢中!」

新聞等取材

毎日新聞、文藝春秋「週刊文春」、朝日新聞出版「週刊朝日」、主婦と生活社「週刊女性」、集英社「週間プレイボーイ」、日経BP社「日経ビジネスアソシエ」、ダイヤモンド社「ダイヤモンド・オンライン」、サンケイスポーツ、実話ナックルズ

ドラマ監修

NHK「聖女」、テレビ朝日「相棒」、フジテレビ「鬼女」「素直になれなくて」「絶対零度」、日本テレビ「35歳の高校生」、映画「漫才ギャング」、WOWOW「他人の家」

テレビ出演等

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刑事事件データベース
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カスタマーレビュー

カスタマーレビュー

お客様から寄せられた直筆の体験談。アトム法律事務所は”安心して依頼できる”そんな弁護士集団を目指しています。

迅速な弁護活動のおかげで、示談成立。適切な会社対応で、今まで勤務していた会社に戻れた。

by 死亡事故を起こしてしまった方のご家族

★★★★★

示談成立、執行猶予獲得

■年■月上旬に息子が会社の帰宅中、自家用車を運転中に携帯電話にメールの着信があり、メールの内容を確認した際に前方確認を怠り、同方向へ進んでいた自転車に後方から追突してしまいました。自転車を運転された方は脳挫傷の怪我を負い、数時間後にお亡くなりになりました。

息子から事故の一報を受け、救急車の手配、警察への連絡を既に行ったことは確認できましたがそれ以降は何の音沙汰がありませんでした。息子は現行犯で逮捕され、最寄りの警察署に勾留されていました。

私共夫婦は、翌日に被害者のご家族へ謝罪することができましたが、今後、息子がどのような状況になるのか解りませんでしたので「アトム法律事務所」へ相談しました。

今回、息子の弁護を野根弁護士が引き受けて下さいました。早々に息子と接見して頂いたり、息子が勤務した会社の上司へ面会して下さったり、その報告を随時連絡して頂きました。野根弁護士は息子と何度か接見して頂いており、息子も精神的に落ち着くことができたと思います。また、息子と頻繁に面会することができない私共夫婦にとってはその報告がとても助かりました

勾留期間の延長に対し、勾留延長決定に対する準抗告を行って頂き、息子は保釈できました。国選の弁護士では保釈請求の手続き等は自ら進んで行わないと聞いています。

■月中旬に公判が行われ、判決は量刑に執行猶予が付くことになりました。息子は現在、今まで勤務させて頂いた会社で就業しています。被害者ご家族への償いの気持ちを忘れずに息子が早く自立し、今後の生活を営むことを見守りたいと思っています。

本当に野根弁護士はじめアトム法律事務所のスタッフの皆様へ感謝いたします。

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示談成立、執行猶予獲得

様々な状況で難航した示談交渉を粘り強くまとめてくれたので、普通の生活に戻れた。

by 暴行事件を起こしてしまった方ご本人

★★★★★

示談成立、不起訴

自分は悪くない、でも法律上は暴行罪に該当。では相手は何故突き飛ばしておいて不問なのか?証拠もなければ私の主張を客観視できる目撃者もいない。罰金を払いたくないのではなく、不合理な状況に対処法がわからない時にアトムさんを知りました。

担当の野尻先生は、冷静かつ傾聴の姿勢で接して下さり、コミュニケーションを大事にして下さいました。様々な状況で難航した示談もまとめて頂き、普通の生活に戻れました。

おかれている状況を客観的に判断し、より良い状況に導いて頂いたと深く感謝しています。有難うございました。

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示談成立、不起訴

弁護士先生が接見に来てくれた時は地獄に仏と思った。釈放、示談、不起訴、社会復帰のすべてを実現

by 痴漢事件を起こしてしまった方ご本人

★★★★★

示談成立、不起訴

酩酊したまま警察署で事情聴取され一旦自宅待機させられたときにアトム法律事務所24時間受付の方に刑事弁護について相談させて頂きました。

そして約2時間後の朝7時、逮捕・拘留され、約5時間におよぶ事情聴取、全く時が進まない留置所の生活が始まりました。もう人生終わりだ…。と思った夜の8時30分、永田先生に接見して頂きました。(地獄で仏)

「検察に訴えて拘留を阻止…。不起訴になるよう示談し、告訴を取り下げて…。一刻も早く社会復帰ができるよう…。」信じられないような言葉の数々、しかしそれらをすべて迅速に実現して頂きました。

今、こうしてこれまでどおりの社会生活を送れるのは、アトム法律事務所および永田先生のおかげです。心底から自身の過ちを反省し、日々自分の言動に細心の注意を払って生活して参ります。

本当にありがとうございました。

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示談成立、不起訴

処罰感情の強い被害者に対して、粘り強い交渉で示談成立。被害届は出されず、事件化せずに無事解決。

by 盗撮事件を起こしてしまった方ご本人

★★★★★

示談成立、事件化阻止

被害者の処罰感情がとても強く、事件化は避けられないと思っていました。

2ヶ月の期間の末、示談が成立し、被害届も出されることもなく終わり、とても感謝しております。

これからは、家族のため一生懸命働いて、償っていきたいと思います。

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示談成立、事件化阻止

刑事事件に強い弁護士が、遠方の被害者との迅速な示談交渉で前科がつかなかった。会社対応も安心。

by 強制わいせつ事件を起こしてしまった方のご本人

★★★★★

示談成立、不起訴

この度は本当にありがとうございました。野崎先生には本当に感謝しています。1週間後に警察署に来るように言われ、とても不安で何か相談できないかとインターネットで見たのがアトム法律事務所でした。福岡にも事務所があり、刑事事件に強く、職場などへの対応も考慮していることから、かなり安心感がありました

警察署に行き、逮捕され、これから長い取調べの日々が続くかと苦痛でしたが、野崎先生が被害者様との示談を急いで下さり、また警察署と事務所も遠いのにすぐに来て下さり、想像以上に早く出てくることができました。遠方の被害者様のところにもすぐに行ってくれて本当に助かりました。アドバイスもとても参考になりました。取調べの時もしっかり守ることができました。本当にありがとうございました。

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示談成立、不起訴

弁護士先生の「本当に助けてあげたい」という熱意・人間味に感動。丁寧に説明・対応してくれた。

by 強姦未遂事件を起こしてしまった方のご家族

★★★★★

示談成立、不起訴

突然の息子の逮捕の一報を受け、パソコンから様々な弁護士事務所を検索・調査した結果「刑事事件に強い!」「24時間受付」から翌朝電話しました

私としても勿論すべてが初めてのことで何をしていいのか全く分からないのを、1つ1つ丁寧に説明・対応して下さいました。

特に驚いたと言いますか、感動したのは、先生方の「本当に助けてあげたい」という熱意・人間味です

お蔭様で息子は示談成立、不起訴となりました。

先生方は息子の将来、希望、夢、光すべてを不可能な領域から全力で与えて下さいました。親共々感謝という一言ではとても終わらせられない、とても大きな感情を持ち続けていくと思います。

本当にありがとうございました。

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示談成立、不起訴

粘り強い示談交渉で困難と思われた執行猶予付き判決を獲得。保釈中の生活面も適切に助言してくれた。

by 詐欺事件を起こしてしまった方のご家族

★★★★★

示談成立、執行猶予獲得

息子の突然の逮捕、勾留と何も解からず不安な毎日の中、野根先生には常に親身になり対応して頂き、息子も私も大変感謝致しております。難しいと思われていた執行猶予付き判決も頂き、被害者の方々への示談交渉や、保釈中での生活面等を適切に助言をして下さいました

今は息子も仕事に従事し懸命に前を向き頑張っております。日々平凡な家族での生活に感謝し、これからも過ごして行きたいと思います。

野根先生を始め、アトム法律事務所の方々のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

野根先生、有難うございました。

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示談成立、執行猶予獲得

今の状況や今後の処遇について丁寧に説明してくれたおかげで慌てずに対応できた。会社にも残れた。

by 窃盗未遂事件を起こしてしまった方ご本人

★★★★★

示談成立、不起訴

今回の件について、野根先生をはじめとして、アトム法律事務所の方には、本当に感謝しております。初めての事で右も左も分からない状態の中で、すぐに駆けつけて下さり、丁寧に今の置かれている状況や今後の処遇について説明していただいたおかげで、慌てずに対応することができました。

今回の事件が不起訴処分となり、また会社に残ることもできたのは、野根先生の熱心な対応のおかげであり、感謝してもしきれないくらいです。

今後は、深く反省をし、一人の人間として恥ずかしくない生き方をしていこうと思います。

本当にありがとうございました。

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示談成立、不起訴

都道府県別 逮捕に役立つ情報まとめ

トラブルを起こしてしまい、相手方との示談をお考えの方には、弁護士に相談することをお勧めします。各都道府県にある弁護士会の多くは、示談に関して無料相談できる制度を設けています。

以下の地図をクリックすると、都道府県ごとの弁護士会の無料相談制度を知ることができます。弁護士会の法律相談センターの住所・連絡先などについて、ご案内しています。

また、アトム法律事務所の弁護士は、示談交渉のために全国の都道府県に出張することができます。出張費用の目安として、各都道府県の警察署までの出張費用を掲載しています。示談に強い弁護士をお探しの方は、ご参照ください。

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© 2015 - Takeshi Okano アトム法律事務所弁護士法人 岡野武志(第二東京弁護士会)